TECHNOLOGYテクノロジー
防耐火性能
火災に強い木造住宅・延焼を抑制する耐火性能
一般的に木は火に弱い素材と考えられていますが、加熱実験では、木は鉄やアルミよりも強度低下が遅いという結果が出ています。
木はある程度以上の厚みがあれば、いったん燃えると表面が焦げて炭化層を形成します。これによって内部まで火が進行せず、強度が低下しにくい性質とあいまって、万が一火災が発生しても燃え進むには時間がかかり、結果的に構造体も残りやすくなります。
一方、鉄は火災時レベルの熱(800℃以上)を受けると急激に強度が低下、変形してしまいます。
鉄は5分ほどでほとんど強度がなくなりますが、木材は15分経過しても60%の強度を保っていることがわかります。
防火性に配慮した内・外装材で家全体を覆い、地震による火災など、近隣からの延焼を防ぎます。
室内で火災が発生した場合も、他の部屋への類焼をくい止め、消火活動開始までの時間を確保します。
万が一の火災に備えて至る所に防火設備を施しています。
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01耐火性の高い天井
不燃材の石膏ボード12.5mmを全面に貼っています。(この石膏ボードには約21%の結晶水が含まれており、火災による熱に反応して結晶水を放出し、他への着火を大幅に遅らせて構造材などへの延焼を防止します。)
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02外壁材
耐火性に優れたサイディングを採用しています。
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03屋根材
類焼を食い止める不燃材料の屋根材を採用しています。
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04間仕切材
1と同様、不燃材の石膏ボード12.5mm貼り。
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05断熱材
耐熱温度は断熱材の中でトップクラスのグラスウールを採用。
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06火災感知報知器※1
火災感知報知器を設置することで火災を早期に察知し、万が一の時に迅速な対応が可能となります。